さて、最近も変わらずフィルムで撮ってはいるんだけど、twitter に写真をアップするとそれでそこそこ満足してしまい、ブログの更新がおろそかになっている。
これじゃあイカン。twitter にアップしているのはせいぜい3、4点で、実際には使っていない写真もあるし、少し言葉でも残しておきたい。
というわけで、2月、3月で撮影した写真をまとめておくことにした。
まずは、PETRI Color35。カメラの素性については以前記した(Form follows function! ペトリカラー35)。
このカメラは、露出計が内蔵され、フィルム感度、絞り、シャッタースピードを自分で設定する。ピントは目測式で対象物までの距離を自分で判断する。
つまり、カメラに必要な要素はこの小さなボディに全て詰め込まれているのだ。
か、かわいい……。
サイズもコンパクトで、ポケットに入れて、さっと撮れる。
で、実際の写りは、と言うと、
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
ほんのり、イエローの乗った暖色系で、なんともノスタルジックな写りをするのだ。
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
レンズは3群4枚のテッサー型。テッサーらしいコンパクトで切れのある写りだ。
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
しかも、特筆すべきは、逆光に意外と強いということだ。
CC(コンビネーションコーティング)と呼ばれるコーティングのおかげで、フードなしにも関わらず、逆光でもなかなかしっかりと写る。
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
このシーンもかなりの逆光で、レンズによっては画面全体にフレアが出てもおかしくないシチュエーションだったが、路地の雰囲気をよく表現してくれた。
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
きつくなく、優しい青だ。
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
ストラップの写り込みには注意……。
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
PETRI Color35 C.C petri 40mm f2.8 LOMO400
なんとも優しい写りだ。かなり絞り込んでいたけど、カリカリせずに、解像感とコントラストのバランスがいいと思う。
目測式のピント合わせは、ピッカリコニカで慣れていたこともあるが、昼間にF8〜11 に絞れば、2、3メートルから無限遠まで被写界深度に入るし、開放気味でピントの範囲が狭く不安な場合は、一眼レフを併用して対象物までの距離を確認すれば体感で慣れてくるだろう。
1960年代に製作された国産機でのんびりと撮影を楽しむのは、まさにスローカメラといった感じで心が癒されるものだ。
おしまい。