前回(PENTAXの大口径レンズを味わう)の続きで、今回はSMC PENTAX-M 50mm f1.7 をピックアップしたい。
このレンズは昔、PENTAX MV-1 とセットで2000円くらいで購入したものだが、軽くてよく写るので、手軽に持ち歩くにはいいレンズだと思う。
暗にシーンでは f1.2 の方がいいかな、と思うのだけど、 f1.7 では撮れない、というわけでもない。
今回は、SMC 50mm f1.2 と同様に Lomography800 を使って、なんとなく描写の違いなんかを見てみたい。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
神保町の喫茶店、ミロンガの路地。
開放だったと思うけど、カチッとしたリアルな印象。手前のボケは、やや硬いか。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
四谷荒木町にやって来た。ここもすべて開放。
荒木町は、ダイキチが東京で好きな街・ベスト3に入る街だ。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
f1.2 と比べると、こちらの方がボケも大きくなく、良くも悪くもリアルな感じ。
逆に言えば、f1.2 の妖しさ、艶かしさはない。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
手前の看板とか、もっとふわ〜っとしたイメージで撮ったんだけど。でもまぁ確かにこんな感じではあったかなと。
今回は、手前のボケ方が見たかったので、ピントは真ん中から奥目にしている写真が多い。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
こういう路地が、なんともいい雰囲気なんですよ。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
「スナック ダイヤ」の路地もいつも撮ってしまう。
背中を幻想的に撮ってみたつもりだけど、ちょっとイメージと違う。けどまぁいいか。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
手前の陰影、特にコーンのあたりが、かっこよかったので。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
この街は飲み屋が多いんだけど、騒がしくなく、落ち着いた雰囲気が心地よい。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
夜の白金台。
お店の蛍光灯の緑かぶりが強かったけど、カブの質感はリアリティがあるなと。
白金台から白金高輪のあたりは、昔ながらのお店も点在しているので、意外と下町っぽさが残っていて好きなエリアだ。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
まだ銀杏が残っていた。
PENTAX MX SMC PENTAX-M 50mm f1.7 Lomography800
最後に f1.2 と同じ場所で撮ってみた。こちらが f1.7。
PENTAX MX SMC 50mm f1.2 Lomography800
こちらが f1.2。
どちらが良いとかではないけど、被写界深度、前ボケ、後ボケ、光の滲み方、描写の硬軟など、だいぶ違いがある。
いや、値段を考えると10倍以上違うわけで、圧倒的な違いがないと困るわけだが(汗)。
けどまぁ、f1.2 の描写は唯一無二だし、f1.7 は軽いし、よく写るので、状況に応じて使い分けていきたい。
おしまい。