Helios 44-2 は、M42マウントが多いけど、ダイキチが使っているのは、NIKON Fマウントに改造されているもの。
マウントアダプターを介してデジタルカメラで使っている人から見れば、だから何だ、といったところだろうけど、フィルムカメラ的には、Heliosをニコンのフィルムカメラで使えるというのは、大正義なのです(ニコンのデジタルカメラにそのまま装着することも可能)。
🔺装着したところ。ニコンの操作性とロシアンレンズの描写、というコラボ
年末年始はこの組み合わせで数本撮っていた。
とりあえず今回は、Fujifilm の C200 との組み合わせ。
最近よく、「現像はどこに出しているのですか」と聞かれるのだけど、昔は、色々と有名なところに出したりしていたけど、ここというこだわりはなく、有名なお店のそばに行く用事があるときはそこに出すし(戸越銀座のフォトカノン、学芸大学のモノグラムなど)、本数が多いときは安いネットのお店に出したりもする。
ちなみに今回は、近所のパレットプラザに出して、現像+CDデータ(自動補正)で1200円くらいだった。
受付のお姉さんが、「素敵な写真ばかりですね」と言ってくれたので、しばらくこのお店を使おうと思う。へへへ。
で、その画像データをそのまま使用している。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
まぁヘリオスと言えば、周辺をグルグルさせたり、玉ボケを出したいところ。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
また、発色が少し濁るというのか、スコンと抜けない感じも多い。けど、それがイイ。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
オーバー目に撮れば、ふんわり優しい発色。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
同じ場所。上は午前中でこちらは16時くらい。
午前中にオーバーで撮りすぎたと思ったので、カメラの指示通りの露出で撮影。
色は濃いけど、周辺光量落ちとあいまって妖しい写り。
撮り方でこれだけ変わるんだなと。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
このちょっとアンダー目の沈んだ写りが渋いなと。
ふわふわ、グルグルだけがヘリオスではないなと。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
なので、その時代がよく写る気がして、スナップにも向いているなと重宝している。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
ちょい逆光で。
逆光で撮ると、ゴーストが盛大に出るんだけど、意外と破綻はしない。
なので、逆光もおそれずに、どアンダーにだけ気をつけて撮れば、どうとでも絵になる懐の広さがある。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Fujifilm C200
というわけで、今回はHelios44-2とC200 を組み合わせてみた。
C200 は中庸で使いやすく、自己主張が少ない分、レンズの特徴がよく出ると思う。
では逆に、クセが強いフィルムとHelios を組み合わせたらどうなるかなぁ、と思って次のフィルムを装填してみた(以下、次号)。