最近は、雨が多かったり、忙しかったり、フィルムをいろいろなカメラに入れているので撮り切れなかったり、となかなか現像に出せなかった。
やっと何本か撮り切って現像に出したけど、ひまわりとかビーチとか、どうやら季節が一つずれてしまったようだ。
今回は、OLYMPUS OM2000 に ADOX Color Implosion を入れて撮影している。
ADOX Color Implosionは、粒状感が強く、不思議な色のフィルムだ。 (過去の記事→ColorImplosion)
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
このフィルムで曼珠沙華を撮ったらどうなるかな、と小石川後楽園に行ってみた。
しかし、シーズンは少し過ぎていたようだった。
あいかわらず、妖しい色味のフィルムだ。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
フィルムで撮るのは、仕上がりが自分のイメージに近いからであって、現実をそのまま写しとるつもりは全くない。
その道具としてADOX Color Implosion は、自分のイメージに近い絵の具とでも言おうか。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
とはいうものの、フィルムはお金もかかるし、撮ってすぐ見られないし、感度も自由に変えられないし。
自分で使う分にはいいけど、リアルに周りの人にも勧められないよなぁ。申し訳なくて。
まぁこのブログも基本的には 「少し声のでかい独り言」 というイメージで書いていて、ことさら 「フィルムいいでしょ」 と喧伝するつもりもないけど。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
この間の『COMMERCIAL PHOTO』10月号の特集は、 「フィルムに回帰するニューエイジ」 だった。
だいきちは、高校生の頃に 「写ルンです」 を使っていた世代だけど、いまの10代、20代の人は、デジタルネイティブな世代なので、「レトロ」 とか 「ノスタルジック」 で使っているわけではなく、純粋にフィルムの描写に惹かれて使っているのかもしれない。
最近の気分としては、
「Digital Killed the Film Star」 という気分だったのだけど、
昭和リバイバル的なものだと、ブームが去ったら終わるけど、純粋に写りが魅力と思ってくれているのであれば、
フィルムの未来は少し希望があるかもしれない。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
この日は、谷中、根津あたりを散歩した。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
そういえば、ファミコンの改良版 「クラシックミニ ファミリーコンピュータ」なんていうのも発売されるようで、予約がすごいみたいですね。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
そう考えると、意外とアナログがしぶとく生き残っている。
カセットテープ、レコード、ラジカセ……。
ラジオも radikoによってネットと融合することで生き返ったし。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
まぁ、当たり前のことだけど、デジタル、アナログ、という括りではなく、コンテンツの魅力や使い勝手がよければ生き残るのだろう。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
なので、そもそもデジタルカメラとフィルムカメラは、似て非なるもの、と考えている。
デジタル vs フィルム、という図式ではなく、もう、別の種目なわけです。ルールも違う。
別、というと言いすぎだけど、野球とソフトボールぐらい違う競技というか。
土俵が違うので比べることすらナンセンス。
例えば、油絵の画家に、「Mac で書いても、油絵っぽく描けますよ。絵の具代もかかりませんよ」 と言うようなもの。
油絵でも、Macでも、自分が表現したい絵が描ける方を選べばいいのだろう。
OLYMPUS OM2000 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5 ADOX Color Implosion
そんなこんなで、根津神社まで来た。
フィルムを使っていて良くもあり、悪くもあるのが、「その場で答え合わせができない」 ことだろう。
だから、現像まで緊張するし、テストが帰ってくるときのドキドキ感を味わえる。
30点のときもあれば、自分の予想を超える120点がとれることもある。
OLYMPUS OM2000 G.ZUIKO AUTO-W 28mm f3.5 ADOX Color Implosion
予定調和はおもしろくないので、これからも刺激を与えてくれるフィルムを使っていこう。
▲今回の機材。
OLYMPUS OM2000
ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm f3.5
G.ZUIKO AUTO-W 28mm f3.5
ADOX Color Implosion