二日目はまず熊野古道を歩こうと思う。
熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へ通じる参詣道の総称で、紀伊路、小辺路、中辺路、大辺路、伊勢路、大峯奥駈道に分かれている。
今回は南紀白浜に宿泊したので、その近くの田辺市から熊野本宮大社・熊野那智大社を通って、熊野速玉大社へ向かう中辺路(なかへち)に行ってみよう。
といっても中辺路の総距離は80Km以上あるので、良さそうなポイントに車で行って、ちょっと歩くという散策レベルです(とは言ってもトレッキングシューズは持って行きましたが)。
ではまず「熊野古道中辺路」という道の駅まで行き、そこから歩いて2、30分ほどの「牛馬童子像」へ行ってみよう。
いや〜、えらい目に合いました。
まぁ自分が悪いんですけど、この蓋はバッグの中で回って落ちやすくなることが多いのを忘れていました。一応探したけど、見つからない。
M6のシャッターは機械式なので、撮影自体はできますが、電池で動く露出計が使えなくなります。
まぁ外部露出計は持っていたので特に問題はないけど、指がこの穴の中に入るのは気持ち悪かったですね。
LEICA M6 Summicron f2/50mm(3rd) LOMO100
それにしてもLOMO100、いい感じだな。
現像したお店の補正がよかったのかわからないけど、発色やキレが良くて驚きましたね。
LEICA M6 ELMARIT-M 28mm f2.8(3rd) LOMO100
しかし気に入っていたLOMOフィルムも今月から値上げなのが痛い。
それでもまだかろうじて1本500円〜700円弱なので、なんとか使えるかな。廃番になるよりはマシということで。
PENTAX MX SMC-PENTAX 50mm f1.2 Kodak Ultramax400
そんなこんなで、のんびりと写真を撮りながら25分くらいで「牛馬童子像」に到着。
てっきり大きいのかと思っていたら、30cmくらいだったので、かわいらしく撮ることにしました。
ちょっと休憩して戻ります。
PENTAX MX SMC-PENTAX 50mm f1.2 Kodak Ultramax400
帰りは日が昇ってきたので、春っぽくさわやかに撮ってみよう。
で、道の駅に戻り、次の目的地「継桜王子」に向かいます。
LEICA M6 ELMARIT-M 28mm f2.8(3rd) LOMO100
継桜王子は熊野九十九王子社の一つで、写真にも写っている野中の一方杉という巨大な杉の木が有名だ。
日照や地形の関係のため、どの木も南東方向の那智山の方角にのみ枝を伸ばしていることから「一方杉」という名前が付いているそうだ。
LEICA M6 ELMARIT-M 28mm f2.8(3rd) LOMO100
確かに枝の方向が一方を向いている。
この杉が、かなりのパワースポットでビンビンでしたね。
説明のボランティアの方もいて、色々とお話しをうかがいました。
そんなこんなで熊野古道をライトに味わい、熊野本宮大社へ向かう。
PENTAX MX PENTAX MX MC Jupiter 37AM 135mm f3.5 Kodak Ultramax400
移動中は気になる景色があると止まって撮影を楽しむ。
おかげでなかなか目的地に着かなかったけど、まぁ観光地を急いで回るのが目的でもないので、のんびり行きましょう。
PENTAX MX MC Jupiter 37AM 135mm f3.5 Kodak Ultramax400
今回は、望遠も1本くらい持って行こうと、ロシア製のJupiter 135mm をセレクト。
これがいきなりの実戦投入だったけど、このレンズがよく写るんですよ、安いけど。
(上の写真は道路上ではなく、カーブ地点の歩道から撮っています。)
以前はM42マウントでよく見かけたけど、先日、PENTAXの Kマウントを発見して即買いしました。
というわけで、長くなったので次回に続く……(フィルムと旅する 和歌山編4 熊野本宮大社を行く)。