前回(Summarex 85mm f1.5 とネガカラー)の続きで、今回はSummarex とモノクロフィルムの組み合わせを試してみた。
使用したフィルムは、DELTA400 と Rollei Retro80S 。
DELTAはロジナール(1+50)で、20℃、20分、Retro80S は、D76 (1+1) 20℃ 12.5分で行った。
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 ILFORD DELTA400
f4 くらいだけど、被写体が浮き上がる感じ。
開放から2段くらい絞ると、ボケは暴れず、滑らかなボケ足を見せる。
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 ILFORD DELTA400
室内や暗がりの中で撮ると、繊細な光を捉えてくれる。
少ない光の中で使うのが、このレンズの特徴を生かす使い方なのだろう。
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 ILFORD DELTA400
DELTA400とロジナールの組み合わせははじめてだったけど、ちょっと粒状感が強く出たかな。
攪拌が多かったのか、撹拌が乱暴だったのが原因の気がする。まぁよくわからないけど。
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 ILFORD DELTA400
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 ILFORD DELTA400
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 Rollei RETRO80S
こちらはRETRO80S。
コントラストが高めだけど、これはこれで悪くない。
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 Rollei RETRO80S
開放で妖しいボケを狙う。
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 Rollei RETRO80S
確かf2.8にして、絞りでどれだけ描写が変わるか試してみた。
急激にキリッとした写りに変貌する。
LEICA M6 Summarex 85mm f1.5 Rollei RETRO80S
このレンズは、前ボケを入れると妖しさが増幅されておもしろい。
Fujifilm X-Pro2 Summarex 85mm f1.5
試しにX-Pro2 のアクロスモードで試してみた。
中間調の柔らかいトーンや滲み方が水彩画のようだ。
Fujifilm X-Pro2 Summarex 85mm f1.5
開放でのフレアが幻想的だ。
Fujifilm X-Pro2 Summarex 85mm f1.5
Fujifilm X-Pro2 Summarex 85mm f1.5
Fujifilm X-Pro2 Summarex 85mm f1.5
とまぁ、Summarex とモノクロの組み合わせを見てきた。
開放付近でのフレアや繊細な描写と、階調の豊かさがあいまって、柔らかいトーンやグラデーションがきれい。そしてそれはモノクロだからこそ味わえる美しさだろう。