スーパーセミイコンタ3型を購入したが光線漏れがあり、修理に出したという話を以前記した(スプリングカメラの雄 ・ スーパーセミイコンタ3型 購入記)。
修理に出してから1週間後、修理が完了したとの電話がお店からあった。
話を聞くと、どうやらレンズと蛇腹の接続付近から光が入っていたようだ。
さて写りはどんなもんか、ということで試し撮りを行った。
Zeiss Ikon Super Ikonta 531 Tessar 75mm f3.5 Kodak T-MAX400
光線漏れもなく、問題なさそうだ。
また、前回はなんとなく全体的にモヤッとしていたが、そのようなフレアっぽいこともなく、テッサー本来のキレのある描写だ。戦前のレンズとは思えないな。
Zeiss Ikon Super Ikonta 531 Tessar 75mm f3.5 Kodak T-MAX400
かろうじて桜が残っていた谷中霊園を散歩した。
Zeiss Ikon Super Ikonta 531 Tessar 75mm f3.5 Kodak T-MAX400
谷中霊園から谷中銀座へ。
Zeiss Ikon Super Ikonta 531 Tessar 75mm f3.5 Kodak T-MAX400
逆光を試してみた。
かなりの逆光でフレアがかっているけど、まぁよく写っているほうだろう。
Zeiss Ikon Super Ikonta 531 Tessar 75mm f3.5 Kodak T-MAX400
1937年製と戦前のテッサーだが、解像感は非常に高い。
蛇腹式は内面反射を抑えフレアが出にくいと言われているけど、その影響もあるのかな。
Zeiss Ikon Super Ikonta 531 Tessar 75mm f3.5 Kodak T-MAX400
千駄木にある駄菓子屋さん。
柔らかい写りとキレ、解像感が同居していて、そこが戦前テッサーの魅力だろう。
とりあえず、無事、修理が完了して一安心だ。
どもども、だいきちボンバー殿。
レンズと蛇腹の結合部ですか。やっぱり、蛇腹カメラの光線漏れも簡単にチェックはできないですね。
今回も開放がメインでショウか。個人的には解像感というよりも質感に関心を持ちました。
特に、お坊さんの法衣や駄菓子屋店内の吊るされたバックの緻密なディテールには無関心ではいられません。駄菓子屋さんのような雑多なアイテムが転がっている店先って好きなんですよね。拙僧が海外で必ず撮る被写体です。店主がいらっしゃると注意ですが。
駄菓子屋さんの全景ですが、やはり中央部と周辺部に結像力の差がありますね。これが絞った時にどうなるか興味深いです。恐らく、キリっと引き締ますのではないでしょうか。
個人的にはTMAXは遠景よりも中距離・近距離のほうが、被写体の繊細なディテール再現に向いているのかと感じました。
ちなみに修理はどちらにお願いして、修理費はいくらになりましたか?
あっしもコンゴーの他に、いくつかは直したいフォールディングカメラが有るのですが。
Rikkieさん、どうもです。
ええ、レンズと蛇腹の結合部分はあやしいとは思っていたのですが、暗い部屋で懐中電灯を使ってもわからなかったです。なかなか見抜くのはむずかしいですね。
今回は、なるべく絞って撮ろうと思ったので、F5.6、F8、お坊さんはF11だったかもしれません。駄菓子屋さんの全景は日陰で暗かったのでF4くらい、おっしゃるように周辺が甘いですね。
このレンズは、絞ると描写が繊細かつ締まりがよく、硬くなりすぎないので、なるべく絞って使いたいと思いました。
遠景のディテールちょっと甘いのは気になっていたところで、近距離はいいんですよね。フィルムなのかレンズのピントなのか、まだちょっとわからないところがあります。次はTri-Xで撮ってみたいと思っていたところでした。
修理は、お店を通したので、どこの修理屋さんかはわからないのです。お力になれずすいません。
修理費は、「6か月保障」だったので、無料でした。
だいきちさまこんばんは。
蛇腹カメラって手がかかって大変ですよね。
僕もコニカのパールⅢを使っているのですが、
修理をして数ヶ月後にまた不調になりました。
また修理をしていただこうと思ってます。
蛇腹はなかなかきちんと修理しにくいみたいですね。
応急処置などはみなさんよく考えられるみたいですが。
新しく蛇腹を折ってもらうとお金かかりますしね…
今回はレンズと蛇腹の間に不具合があったようですが、しばらくしたらまた不調になるかもしれないので注意が必要ですね。
そうなんですか。確かに毎回、負荷がかかるところなので、直してもまた悪くなるんですね。
まぁ丁寧に使うくらいしか対処法もないですしね。
しかしこの不具合ゆえに、逆に愛着が湧いてきてしまうのが困ったもんです(笑)。付き合い続けるしかないです。