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さて、今年も春の機材入れ替えの季節がやってきた。

所有するカメラはできれば20台くらいに抑えておきたいので、1年間で使用頻度が低く、またリセールバリューが高い機材は売るようにしている。

今年は、PENTAX645N と そのレンズ関連、CANON AE-1と標準レンズなどを委託で売却した。

最近、巷でフィルムカメラ人気が高まっているのか、委託して1週間以内にすべての機材を購入価格と同等かそれ以上で売却することができた。

これである程度資金を作ったところで購入機材だが……、ここ最近、自分のなかで「中判熱」 が高まっているので、67判、66判、645判 、それぞれのフォーマットがほしい。

また、旅にも持って行けるような、「携帯性がよく、露出計も内蔵されている中判」が欲しい。

FLEXARETが故障し、PENTAX645N も売却したので、何台か中判を買ってもバチは当たらないだろう。

というわけで最初に購入したのが、ブログでも以前記した(MAMIYA RB67がやって来た)、Mamiya RB67 と Sekor 127mm のセット。

約2.5kgと携帯性はよくないが、以前所有していたRZ67を売却してしまったことを非常に後悔していたので、あらためて機械式シャッターのRB67を購入することにした。

RZ67は相場が高くなってしまったが、RB67のレンズセットは2万円前半で購入できた。

使ってみたところ、RB67の写りは予想通りよかったので、65mm 広角レンズも追加購入した。

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▲Mamiya RB67 と SEKOR C 65mm f4.5

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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Fujifilm RVP50

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Mamiya RB67 Pro  SEKOR 127mm f3.8  Fujifilm RVP50

66判に関しては、1月に RolleicordⅣを購入(Rolleicord と カラーネガ)、645判に関しては、戦前テッサーが欲しかったので Zeiss Ikonta を購入した(スーパーセミイコンタ3型が修理から帰ってきた)。

さらに旅に持って行ける「露出計付き中判」が欲しい。

パッと思いつくのは、プラウベルマキナの670や67 やマミヤ7、マミヤ7Ⅱ、ニューマミヤ6、ブロニカ RF645だが、このあたりは人気が高く値段も高い。

また67判だと120フィルムで10枚、旅ではもう少し撮りたいので、15、16枚撮れる645判がいいな。

で、「645判、露出計付き」のカメラで思いついたのが、FUJICA GS645 シリーズだ。

これはレンジファインダー型の機械式中判レンズシャッター機で、露出計が内蔵されている。

電池も手に入れやすく安価なLR44(SR44)だが、これは露出計の作動に必要なだけであり、電池がなくてもシャッター自体は切れる。しかも、初代のGS645 Professional はフォールディングカメラ(折り畳み式)なので、携帯性もよい。

このGS645 シリーズには3種類あり、初代のGS645 Professional、広角レンズ搭載でピントは目測式のGS645W Professional、そして最終型のGS645S(折り畳みはできない)がある。

この中では、初代のGS645 Professional が使いやすそうだが、蛇腹部に弱点があるようで、ここが劣化した個体が多い。

なので、蛇腹交換された初代のGS645 ProfessionalかGS645Sを狙っていたのだが、たまたま蛇腹交換済の初代・GS645 Professionalを相場より安めの値段で発見したので購入と相成った。

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▲FUJICA GS645 Professional  EBC FUJINON S 75mm f3.4

蛇腹が交換されている。露出やファインダーもばっちり。

3万~4万くらいで見つかるので、軽い中判、露出計付きを探している人にはピッタリではないだろうか。

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FUJICA GS645 Professional  EBC FUJINON S 75mm f3.4  Fujifilm ACROS100

フジっぽく、しっかりとした描写だ。アクロスとの相性もいいはず。

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▲折り畳むとコンパクトだし、突起部がないので、カバンにいれても安心。

これで中判は揃ったぜ……、とホッとするのも束の間、相場より安い「ペトリ カラー35」「リコー 35デラックス」「フェド5 インダスター61 55mmF2.8」「Olympus O-product」を発見してしまったので購入した.

中古カメラは一期一会。買わずに後悔するのが一番よくない。その次によくないのが、買ったカメラを使わないことだ(自戒)。

■ペトリ カラー35(Form follows function!  ペトリカラー35
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■リコー 35デラックス
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理研光学製 リコー35デラックスは、1956年に発売されたレンズシャッターのレンジファインダー機。

レンズはRIKEN RICOMAT 4.5cm f2.8。これは3群5枚の構成で、富岡光学製だ。

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▲Riken のレンズキャップがうれしい。

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▲注目はなんといっても、ボディ底部に設けられたピストルレバー巻上げだ。

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▲ライカビットもびっくり、これですばやく巻き上げを行える。

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▲だいきちの愛読書『昭和10年~40年 広告にみる国産カメラの歴史』(朝日新聞社刊)によると、「10秒間に10枚写せる、巻上角度わずか90°のトリガー速写レバー」と謳われている。

そんなに速写しないだろ、とは言わず、高速巻き上げでなにか傑作を撮りたいものだ。

■フェド5 インダスター61 55mmF2.8
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▲セレン光の露出計も完動しており、ファインダーもクリア、レンズも問題なかった。インダスター61のシブイ描写を味わいたい。

■Olympus O-product
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▲そして、O-product! 世界限定2万台!

一瞬、コンパスやキヤノンのダイヤル35 を彷彿とさせる。

これは日産Be-1やPAO、ラシーンを手掛けた坂井直樹氏とプロダクトデザイナー山中俊二氏によるデザインだ。

ストロボ付きの完動品なら3万~5万くらい? すると思うけど、だいきちが買った個体はストロボが付いていなかったので、1万円以下で入手できた。ラッキー。

ストロボだけでも手に入れるか……、と思い、ヤフオクを見ていると、ジャンク品が13000円くらいで落札されていた。マジかよ……。

これはストロボだけ手に入れるのは難しいかも。

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OLYMPUS O-product  35mm f3.5  Kodak Ultramax400

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OLYMPUS O-product  35mm f3.5  Kodak Ultramax400

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OLYMPUS O-product  35mm f3.5  Kodak Ultramax400

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OLYMPUS O-product  35mm f3.5  Kodak Ultramax400

どこにピントが合っているかわからないので、オートフォーカスが抜けてしまうことも。

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OLYMPUS O-product  35mm f3.5  Kodak Ultramax400

とりあえず試し撮り。

お店で現像だけしてもらって自分でスキャンしたので色味がいまいちだけど、写り自体は問題ないだろう。

操作はシャッターボタンを半押しして、ファインダー内で緑色が点灯したら最後まで押す、それだけだ。

これで一通り入れ替えが終わったな……、と思っていたら、最後の最後に発見してしまった。

いつかは欲しいと、思っていた LEICA  SUMMAREX 85mm f1.5 を。

高けえな、と思ったけど、生産本数約4300本。

なかなかお目にかからないレンズだし、ライカでは一番欲しかったレンズなので、これこそ一期一会だろう。

「もう、これで最後にするから。このレンズを買ったら、他にはカメラ、レンズは買わないから」 と自分に誓って購入した。

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▲LEICA DⅢ と 合わせてみる。デカイ。フード付きで約800g。

ファインダーの85mmはなかなか見つからないので、とりあえず90mm用を使っている。

何本か撮ったけど、もう少し使ってみてからまとめたい。

というわけで、春の機材入れ替えが終わった。

カメラ、レンズはこれで打ち止め。これからは、フィルムや現像にお金を回し、プリントに注力していこう、と毎年同じことを誓うだいきちであった。

4 のコメント

  1. どもども、だいきちボンバー殿。
    ペンタックス645Nのシステムを処分してしまいましたか。ちと、惜しい気もしますなあ。
    先日はOHしたマミヤM645用45mmF2.8と比較しようと思ってSMCペンタックス45mmF2.8を動員したものの、現像でパーにしてしまったのは、拙僧のブログで報告されて頂いた通りです。
    確かに、ペンタックス645Nは良くできすぎていて、撮影時の緊張感が撮影結果にフックとして引っかかるようなところに欠けていますね。こういうのは「欠けている」という表現は適切ではなさそうですが。
    この間、講師の方が簡単なレクチャーをして下さるモデル撮影会で「絞りは開けて手前の瞳に合わせる」というようなことを仰っていたので、久しぶりに50mmF1.4という数字のレンズを開放で撮ってみたのですが、いやあ、合わないですなあ。拙僧の劣化しか目では。コンタックスRXのファインダーはコンタックスの中では良くできている方だと思うのですが。それに比べるとペンタックス645Nのファインダーは天国です。
    今年はマミヤRB67の稼働率を上げたいなと思っています。折角レンズが揃っているのに、殆ど稼働していないですから。具体的には野外ポートレイト撮影に動員したいですね。ウェストレベルはちょっと慣れるまで時間がかりそうですが、実際にブロニカS2は稼働していますから。プリズムファインダーも持っているんですが、あれを載せると更に重くなりますからねえ。TTLファインダー辺りが都合がよさそうです。予備もできましたし。まだ、チェックしていませんが。

    Rikkie
  2. 蛇腹のGS645は気になる存在です。現在の大粛清で機材を増やすのは考えられませんが。
    なんて言いながら、中古カメラ市では少なからずの鹵獲をしてしまいました。
    リコー35デラックスは持っています。美しいカメラですよね。使っていません(自戒)。
    Oプロダクトが意外とスキっと写りますね。何かの3枚玉でしたっけ。
    インダスタル61はテッサー型(というかコンタックスのコピー)なので、立て付けの良い個体だときめ細かなラインとデリケートな諧調を描きますよ。コーティングは期待できないので懐かしい味わいの色になりますが、それもまたヨシです。
    今年の機材投資はこれが最後だと、今年に入ってから20回は言っています。

    Rikkie
  3. 645Nには特に不満もなかったのですが、ちょっと違う中判も使いたいなぁと思った時に、645Nなら高く売れそうだし、スペースも確保できるし……、という判断でした。
    ファインダーは明るいし、広いし、いま思うと、ズームを買うよりも、単焦点を買っていればもっと使用頻度も上がったのにと後悔はしています。
    50/1.4は僕も合わないこと多いです。プラナー、ニコン、コシナの58/1.4しかり。
    結局、開放は使わずに、開き気味でもf2、f2.8あたりが多いですね。デジカメならその場で確認できますが、フィルムで現像あがってピントが合ってないとガッカリですし。
    RB67は、気持ちよく使っていますが、TTLファインダーには興味深々です。あまり見ないので、見つけたら試そうと思っています。

    だいきちボンバー
  4. GS645は、これは非常に気に入っています。状態のよい個体があまり出てこないので、盲点でした。旅で使いたいと思っています。
    リコー35デラックスは、まだ使っていないので、早く使わねば。富岡製のレンズなので、期待はしています。
    oプロダクトは、3群3枚らいしのですが、「オリンパスレンズ 35mm F3.5」しか書いていないので、「ズイコー銘ではないのか」とは思ったのですが、オリンパスの開放f3.5、というと良く写るイメージでした。結果も上々で、周辺は怪しいですが、この類の中ではまずまずかなと。
    ソ連製のボディははじめてなので楽しみです。レンズはよさそうですね。何本か撮ってまとめたいと思っています。
    >今年の機材投資はこれが最後だと、今年に入ってから20回は言っています。
    名古屋中古カメラ市がなかなかの品ぞろえだったようで、致し方ないですよ。処分と購入のバランスに悩むところです。僕はとりあえずこれ以上は増えないように自重しようと思っています(いつまで続くのやら…)。
    フィルム人気再燃で、委託販売もうまくいくのですが、反面買いなおすのは大変なので、処分する品は慎重に選ばないと後悔しますね。

    だいきちボンバー

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