「今年はカメラもレンズもあまり買わなかったなー」と思っていたが、台帳を調べてみると、そこそこ買っていたようだ。
どうやら、売却した機材も多かったので、台数自体はそれほど増えていなかったようだ。
そこで備忘録も兼ねて2016年に購入した機材を振り返ってみたい。
まずは、PENTAX645N。
中判はMamiya RZ67 ProⅡとsekor110mm f2.8 を使っていて非常に気に入っていたけど、約2.5kgと重いということと、気軽にさくさく撮りたいので露出計内蔵がいいな、と思い、RZ67を売却してPENTAX645Nを購入した。
レンズは、オートフォーカスのFA 45-85mm F4.5、マニュアルフォーカスの A 80-160mm F4.5、120mm F4 MACRO を購入した。
けど使ってみると、なんだか重い。そこで重量を計ってみたところ、なんとまぁボディが約1.5kg(電池込み)でレンズ(45-85mm)が950g。
合わせて2.45kg……、RZ67 と同じやんけ。
しかもRZ67 は交換レンズを持っていなかったけど、645Nは3本もあるので、持ち歩くのがシンドイ。
なので車で移動のときだけ持っていく、という機動力のなさ。まぁ自分に気合が足りないだけですが。
マニュアルの単焦点は軽いので、一瞬買い増しも考えたけど、これ以上買うのもねぇ。
というわけで、2017年は、このシステムをもっと軽やかに使うのが目標だ。
2015年にFUJIFILM X-T10 を購入して、フジのデジタルカメラの写りはいいなと感じていた。
しかし、デジタルはNIKON D80、D610、Df とニコン一筋だった。
自分の中では、フィルムがメイン、デジタルはサブ機という位置付けなので、サブが2マウントという体制は望ましくない。できれば一本化したい。
そこで、X-Pro2 が出たタイミングで、ニコンはDf、70-200mm f2.8、TAMRON 90mm MACRO、AF-S 50mm 等を売却してFUJIFILM に統一した。
結局、レンズも、18mm f2、35mm f2、10-24mm f4、55-200mm f3.5-4.8、 100-400mm f4 と拡充していった。
特にX-Pro2 は、モノクロのアクロスモードが気に入っている。
年末に東北に旅に出かけたが、そこには35mm f2 を持っていった。このレンズは防塵防滴なので雪の中でも気にせず使うことができた。
FUJIFILM X-Pro2 XF 35mm f2 R WR
FUJIFILM X-Pro2 XF 35mm f2 R WR
FUJIFILM X-Pro2 XF 35mm f2 R WR
FUJIFILM X-Pro2 XF 35mm f2 R WR
OM-1 の挙動がちょっとあやしかったので、コシナのOEM機であるOM2000を購入。
合わせて、50mm f3.5 マクロも購入した。
このOM2000 は、軽いし、シャッタースピードは1/2000まであるし、機械式シャッターだし、多重露光も簡単だし、露出も問題ないし、と文句がない。
これで35-70mm レンズが付いて約4000円だったので、いまでも小躍りしたくなるほどだ。
LEICA CL SUMMICRON 40mm f2
これは正確には先輩からタダで頂いたのだが、レンズにクモリ、カビがあったので山崎光学に修理に出した。
この代金が25000円。散財させやがって(ウソです)。
このLEICA CL は、露出計の指針もわかりやすいし、軽いし、文句がない。
LEICA M6ほど気を使わなくていいので、通勤カバンによく入れている。
気になるのはファインダーのブライトフレームが40mm、50mm、90mmしかないことだが、ファインダー全体の視野が35mmの視野枠とほぼ一致するので、レンジファインダーでよく使う焦点距離はカバーできる。
また有効基線長が短いので、ピントの精度に一抹の不安があるが、ズミクロンの開放(F2)では特に問題は感じられなかった。
セイケトミオさんはminolta CL でズミルックスの開放(F1.4)を使っていたので、有効基線長の短さもそれほどナーバスになる必要はないだろう。
このミノルタコードには、chiyoko PROMAR sⅢ 75mm f3.5 というレンズが搭載されており、これがなかなか味わい深い写りを見せる。
振り子式のピントレバーも使いやすいし、気に入っているのだが、時折、コマ間が重なったりする。
大問題ではないんだけど、小骨が刺さったようなストレスを感じるんだよなあ。
Elmar 90mm f4 (Fat Elmar)
レンジファインダーで中望遠が欲しいと思い購入した。
思いのほかシャープで、解像力も高い。そして、まろやかな優しい階調を描く。
しかし、90mm はなかなか出番が少ないのも否めない。
2017年は、もうちょっと使いこなしてみたいものだ。
M42マウントで望遠レンズを持っていなかったので購入。
過度な期待はしていなかったけど、意外と解像力は高い。
発色は派手な感じではなく、しっとりと落ち着いた色合い。モノクロでも使ってみたいレンズだ。
PENTACON auto 29mm f2.8 50mm f1.8
PENTACONauto29mmf2.8 と PENTACONauto50mmf1.8は、2016年のベストバイだ。
29mmが約15000円、50mm が約10000円と相場より少し高めだったが、程度が非常によかった。
写りも個性的で、普通に撮っても味が出る感じ。フィルムでもデジタルでも楽しめた。
さて、2017年の方向性だが、昨年あたりから、中国の爆買いが減少した影響もあるのか、レンズの相場が少し下がってきている気がする(一部のレアものは除く)。
ミラーレスの台頭によるアダプター遊びによって相場が上昇し、中国の爆買いでさらにバブルった中古市場だが、ピークアウトを迎え、やや落ち着きを取り戻しつつある。
2017年は、さらに下がる。そして下がったところで買う。これを狙っていきたい。
どもども、だいきちボンバー殿。
ペンタックス645Nは本当に素敵なカメラで、ハッセルあたりを欲しいとは全く思わないくなりましたね。
お陰でマミヤ645が全く稼働せず、セコール45mmF2.8のヘリコイドを固着させてしまったのが悲しいです。
そもそも、怪しかったジャンクですが、ちゃんと使えば固着はしなかったですね(;;。
これもいいレンズなので直すか買い直すか悩みどころです。
ネットで修理屋に見積もりをとったら1.2万円っていうんですよね。ということは実際には1.5万江くらいになるでしょうから。もう少し安い修理業者が見つかるといいのですが。
ペンタックス645Nを動員する時は広角と望遠の2本か、広角と80~160mmF4.5の2本を組み合わせるかどちらかです。実は75mmF2.8って持っていないんですよ。欲しいとは思うのですが、大抵の場合はライカ判のカメラも持って行きますから標準域はライカ判に任せてしまいます。
45~85mmF4.5あたりが手に入れば嬉しいのですが、ちょっと手が出ないですね。
ペンタックス6x7の稼働率はそこそこ高いのですが、マミヤRB67の稼働率が低いのが悩みです。これも、そこそこのレンズを揃えてしまって、マミヤのレンズは清水のようにプルーフとしては完璧で魅力がありますから。
プレスカメラも桜と紅葉しか稼働しません。今年の紅葉は意地でマーシャルプレスに100mm3.5をつけましたが、これでポートレイト撮影やスナップ撮影は難しいですねえ。
デジもニコン、キヤノン(EOS)、キヤノン(EOS-M)、ペンタックス、パナソニック、ソニー(α)、ソニー(NEX)と揃ってしまい、頭が痛いです。
ライカは既に手が届かないと思っています。
でも、エルマー5cmF3.5くらいは欲しいかな。
Lマウントのレンズもキヤノン35mmF2.8、キヤノン100mmF3.5、スナップショットスコパー25mmF4が手に入ってからは、あまり増やす気になりません。
国産の広角か標準が1~2本手に入ると、ちょっと面白いかとは思います。
仰る通り、レンズの価格は少し落ち着いたと思います。ディスタゴン25mmF2.8とかは、相変わらず高いですが。
やっと拙僧にも、ヤシコンのプラナー50mmF1.4とディスタゴン28mmF2.8が手に入って嬉しいですね。ゾナー135mF2.8があるので、当面は増やす必要はなさそうです。
120判フィルムの運用が厳しく、新しいカメラの導入は難しいのですが、シュナイダーのローライコードは興味が捨てきれないですね。
個人的には期限キレの印画紙ばかりなので、焼く方に資金を回したいと思っています。それでも、レンズを買っちゃうんですけどね。ボディの方は、もう増やさないでしょう。
現像は昼間でもできるのでネガは貯まっているのですが、プリントは妻が出張で居ないとか条件が整わないとできないので、ネガが貯まる一方です。
もっと、プリントに時間と資金をかけるのが目標です。
今年もよろしくお願いします。
ペンタックス645Nは、もっと使わないといけないですね……。もうちょっと気軽に使いたかったのですが、45-85mmはサイズもでかいので、ドンケF-2に入れるとそれだけでいっぱいになってしまうので。なので、A75/2.8 を見に行こうと思っていたところでした。
マミヤのセコールは本当に透き通った描写で、いいレンズですよね。
645かRB67あたりを買おうかとも思いますが、ペンタックスを使いこまないとマズイので自重しています。
マーシャルプレスの紅葉は以前拝見した記憶がありますが(ホースマンプレスでしたっけ)、すごい迫力でした。プレスカメラも一度は使ってみたいですねぇ。
ライカは高い値段のレンズは少し下がりつつあるのですが(それでも買えませんが)、反面、安かったLマウントレンズ(ズミター、ズマリット、ズマール)あたりが、少し値段が上がっているが気がかりです。気軽にクセ玉を味わえるというので、マウントアダプター系に人気のようで。
とはいえ、必要に迫られているレンズ、カメラはあるのか、と問われると、とりあえずは一通り揃っているので、「相場より安かった」「以前欲しかった」「いま確保しておかないと、もう2度と出会えないかもしれない」といった理由なんですよね。まぁそれが趣味というもんですが。
なので今年はフィルム、印画紙にお金をつかいつつ、「引き伸ばし機の自宅導入」を真剣に考えています。
いろいろ考えるとレンタル暗室の方が簡便なのですが、「好きな時に自分のペースで引き伸ばしたい」と考えると、自宅暗室なんですよね。
我が家は押し入れがないもんで、二段ベッドのフレームと暗幕を使って暗室にできないか、とかいろいろ策を練っています。
今年もよろしくお願いします。