昨日は、午後時間ができたので、国立科学博物館附属自然教育園に行ってきた。
ここは目黒駅や白金台駅そばという都心に位置しながらも、20haの広大な土地に1436種の植物、2130種の昆虫、130種の鳥類が記録されているという都会のオアシス的な植物園だ。
紅葉でも眺めつつ、生命力あふれる植物を撮りたい。
装備は、NIKON F3 +Helios44-2 58mm f2 (NIKON Fマウント改) でカラー、FUJICA ST801 + PENTACON auto 50mm f1.8 でモノクロを使うことにした。
ソ連製のHelios と 東ドイツ製の PENTACON という共産圏コンビだ。
とりあえず今回はHelios44-2 で撮影した写真を載せたい。
撮影後、近所の写真屋さんで現像+データ作成をしてもらった。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
園内は各所で紅葉が楽しめた。
ヘリオスっぽい、妖しいボケだ。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
これも確か開放だったと思うけど、シャープに写ってるなぁ。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
確か最短(50cm)で撮影。 なかなか、妖艶な写りだ。
被写体までの距離によって、ボケの出方がだいぶ違うようだ。
この写真は、PENTACON で撮った感じと似てるんだよねえ。ピント面の解像感や玉ボケの感じが。
と思って、自家現像を終えてスキャンしたPENTACON の写真で似た構図を探してみたところ……。
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak T-MAX400
両方とも4群6枚のダブルガウスで、描写も似ている印象があったけど、ちょっと違うか。
シチュエーションが違うので、なんとも言えないけど。
いままで使った感触としては、ヘリオスは逆光でなければコントラストが高め、ペンタコンは中間調が豊か、という印象かな。
まぁどっちも使っていて楽しいレンズには違いない。そして両方とも安い。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
この写真が、まさに自分のヘリオスのイメージ。
ピントのシャープさと、ボケの浮遊感のギャップが。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
基本的に枯れた植物が好きなので、この時期、被写体が多くて楽しい。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
光を入れていくと、コントラストが低下して、またちょっと雰囲気が変わる。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
ひょうたん池。
ここは、水面に映る反射がきれいだった。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
この日、唯一のf4。
ちょっと絞ると、描写が変わる。
この二面性が楽しい。
NIKON F3 Helios44-2 58mm f2 Kodak UltraMax400
そして最後は豪快にゴースト、フレア祭り。
この左上のピンクっぽいゴーストの色ははじめて見たけど、いい色だなぁ。
これだけの逆光でも、中央は一応ちゃんと写っているのがすごい。
次回、PENTACON 編に続く……。
だいきちさまこんばんは。
やっぱりヘリオスはいいですね。
色もしっかりですし。
明暗で表情がガラッと変わるのがたまらないですね。
扱いにくいのもかわいい。
木々の葉も緻密に描写されているのには驚きです。
そうですね。手ごろな価格と描写でいまやオールドレンズの定番ともなったヘリオスですが、基本性能が高いですよね。
逆光で崩壊しそうなシーンでも、芯はしっかりしているというのがすごいなぁと。
Color Implosion との組み合わせが妖しさ満点ですが、他のネガカラーも試しているところです。