前回のオリーブ公園(瀬戸内を旅する その2)から30分ほどで、二十四の瞳映画村に着いた。
ここは映画「二十四の瞳」の撮影で使用されたオープンセットが残されており、テーマパークとなっている。
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak PORTRA160
1987年版の「二十四の瞳」の映画撮影で使用された「岬の分教場」。
LEICA CL SUMMICRON-C 40mm F2 T-MAX100
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak PORTRA160
今回大活躍だった PENTACON auto 50mm f1.8。
最初はPlanar 50mm f1.4に似ているかなと思ったけど、Planar のヌケの良さと比べると、憂いを帯びた感じだ。
こういうレンズは概して、モノクロやX-Pro2のクラシッククロームとの相性もいいので、今度試してみよう。
LEICA CL SUMMICRON-C 40mm F2 T-MAX100
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak PORTRA160
LEICA CL SUMMICRON-C 40mm F2 T-MAX100
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak UltraMax400
PORTRA160を撮り切ったので UltraMax400にチェンジ。
カラーネガのISO400も、これっていうフィルムがないんだよねぇ。
クオリティとしては、PORTRA400かFUJI PRO400H なんだけど、気軽に使える値段じゃないし。
あとはLOMO400 か Superia400 か。
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak UltraMax400
PENTACON auto 50mmは33cmまで寄れるので、マクロ的にも使える。
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak UltraMax400
やっと日が出てきた。
ゴーストがいい感じ。
そんなこんなで、4時過ぎになってしまった。
島の西側までは1時間はかかるので、早く行かないとマズイ。
LEICA CL SUMMICRON-C 40mm F2 T-MAX100
急いではいたが、マルキン醤油の工場があったので、ちょっと見学。
オリーブのイメージが強い小豆島だけど、醤油生産の歴史は古く、味のある工場が並ぶ。
と、寄り道している暇はない。
5時過ぎ、やっと島の西側まで来た。トンネルを抜け、下りのカーブを曲がると……。
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak UltraMax400
おおお、ギリギリ間に合った。
いや~、これが見たかったんだよね。
目で見た感じと同じようにネガに写し込まれていた。
FUJICA ST801 FUJINON・T 135mm f3.5 Kodak UltraMax400
イメージとはちょっと違ったけど、135mm で夕日と船を絡めて撮れたのでよかった。
FUJICA ST801 PENTACON auto 50mm f1.8 Kodak UltraMax400
FUJICA ST801 PENTACON auto 29mm f2.8 Kodak UltraMax400
わずか10分くらいの出来事だったけど、色の変化を楽しむことができた。
この日の夜は、居酒屋で地元の人にいろいろと親切にしていただいた。
小豆島の裏話をうかがったり、手作りオリーブ漬けをいただいたり、刺身をご馳走になったり、と旅の醍醐味を味わうことができた。
どもども、だいきちボンバー殿。
ペンタコン50mmF1.8に関心を持ったのですが、興味深いですねえ。
廊下のシーンは割と暗かったと思うのですが、微妙にシャープネスの芯が強すぎないのが関心深いです。
プラナー50mmF1.4も3万円以下だと出してもらうんですが、やっぱり微妙に曇っている個体が多いんですよね。
本当に微妙なので描写に大した問題はないと思うのですが、拙僧にとって3万円はかなり頑張った価格なのでコンディションはこだわりたいです。
モノクロだと、どっちが映えますかねえ。
おそらく、開放か開放に近いF値で撮影なさっていると想像するのですが、レンズのパワーで勝負しているのではなく、その空間のシーンを穏やかに再現しているように思えます。意図なさっているのでしょうか。
これは、拙僧も発掘しないとですね。
拙僧はカラーを殆ど使わないのですが、黄昏時の発色は、美しいですね。
不思議とフジノン135mmF3.5よりも発色に粘りがあるように見えます。上手く表現できないのですが。
ペンタコン29mmF2.8は、なかなか使いこなすのに甲斐のあるレンズのようですね。
旅を十分のお楽しみになったようで何よりです。
小豆島は一度は単車で行ってみたいんですよね。
今年はちょうど狙っていた時期に天候不順が続いたので、あまり機動的に展開できなかったのですが。
どもども、だいきちボンバー殿。
事後報告になってしまうかもしれないのですが、拙僧のブログでだいきちボンバー殿のブログをリンクさせていただきたいのですが、ご了承いただけないでしょうか。
内容的には珍しく、真面目に写真表現の話題です。
もちろん喜んでリンクしていただければと思います。言及していただきありがとうございます。
(出先でして、先にこちらのコメントに返信させていただきました。)
廊下のシーンはおっしゃるように開放だったと思います。
結構、室内が暗く、感度160だったので、f1.8のペンタコン50mmを使いました。
結果的にはそれが奏功して、雰囲気を損なわずに撮れました。
目で見た時に視点をどこに置くかによって構図や見え方が変わってくると思うので、見たそのままを撮るというよりも、出来上がりイメージから逆算してその場で完結するように撮るようにしています。そうすると、結果的に開放気味で撮ることが多いような気がします。
いままではエルマーが自分のイメージに近かったのですが、今回ペンタコンを使って、これはイメージ以上のものが出るなと驚きました。夕日のペンタコンも空や海独特の色のグラデーションや厚みが出ているので気に入っています。
ボケや周辺にはクセがあるのですが、基本的には発色も素直で使いやすいです。そのあたりがプラナーとかぶるのですが、プラナーはもっと優等生なので、ちょっと劣るペンタコンが愛らしいといいますか。
モノクロ、撮っていないので推測ですが、ペンタコンの方が肉厚なんじゃないかなぁ、と。
プラナーはカラーは最高ですけど、モノクロの時にあっさりとしてそうで。50mm f1.7 はモノクロもよさそうな気がしましたが、どうでしょうか。
フジノン135mmは、他の写真もあんな感じで、あっさり目でした。
ペンタコン29mmは露出が合っていないと、濁りが出やすく感じました。
はまると、色味も濃厚で魅惑的な描写なので、Distagon 28mm を勝手にライバル視しているのですが。
小豆島は、海から外れると山が多くて驚きました。縦断しようとすると山越えなので、かなりのワインディングロードでした。バイクのツーリング、自転車のヒルクライムも多かったです。
海、山と楽しめると思います。
あやうく、またネズミ捕りにやられそうになったので、スピードには要注意です。
だいきちさまこんにちは。
教室の机たちを写した写真、めちゃくちゃいいですね。
光の当たっている机、影になっている机、己の中でいろんなストーリーが鮮明に思い出されます。
プラナーよりもペンタコンの方がモノクロにはやはり向いていると思います。
プラナーはモノクロだとやや眠い描写になりがちです。
そのため使うフィルムには少々気を使わされます。
Tri-Xだとあまり面白みのない写真を連発してしまいました。
ギさん、こんばんは。
教室って、ついつい撮ってしまうんですよね。
懐かしいという思いと、あと教室って、大抵いい感じの光が入ってくることが多いんですよね。
どこの学校も、なるべく教室を明るくしようとする設計なのか、斜光がいい。
なので、どこを撮ってもドラマチックになることが多い。
ただ、教室内を撮れる所ってほとんどないので今回は撮りまくってしまいました。
やはりペンタコンの方が合いそうですね。
ペンタコン29mmではT-Max100で撮ってみたのですが、なかなか憂いのあるシャドーという感じで撮れました。
プラナーはやはりカラーの方が活きる感じですね。
あと、モノクロフィルムとレンズの相性はかなり重要だと思うのですが、あまり組み合わせを試せていないので、今後の課題です。
Tri-Xは、なぜかうまく撮れたためしがないんですよ。いい思い出がまったくない。
現像プロセス、腕、レンズとの相性などなど要因はいろいろあると思うのですが、それでT-Maxに変えたんです。