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不思議な色味を醸し出すネガフィルム・ADOX Color Implosion だが、撮影した写真を眺めていると、使っているカメラ・レンズによっても雰囲気が大きく異なることに気付く。

また、町の写真屋さんで現像するのか、家で自家現像するのか、そしてスキャニングはどうするのか、さらにはプリントのフィルターワークや焼きこみ具合によっても変わってくるので、まぁあまり厳格に色のことを考えすぎてもしょうがないのかもしれない。

自分としては、現像するまでどんな色になるのかわからないことや、自分のイメージを超越したサプライズに出会えたりすること(ガッカリすることも多いけど)、粒状感の強調された仕上がり、そして今度はどんなカメラ・レンズと組み合わせてみようかと想像力やモチベーションを高めること、などなど、一言で言えば、このフィルムはワクワクさせてくれるので好きなのだ。

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KLASSE W  ADOX Color Implosion

昨年の夏に行った下田のペリーロード。

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KLASSE W  ADOX Color Implosion

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KLASSE W  ADOX Color Implosion

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KLASSE W  ADOX Color Implosion

下田の海。

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KLASSE W  ADOX Color Implosion

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KLASSE W  ADOX Color Implosion

倉敷。

KLASSE の時は、ISO200か400 の設定で撮ることが多かったが、それだと粒状感が強く出るようだ。

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FUJICA ST-801 FUJINON 55mm f2.2  ADOX ColorImplosion

都内の雪。

このときは、ISO200 で撮影。

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FUJICA ST-801 FUJINON 55mm f2.2  ADOX ColorImplosion

ここはISO100 の設定で、さらにオーバー目に撮っているので、割と滑らかだ。

同じフィルムとは思えないほど、さまざまな表情を見せることがわかる。

ここまで見てきたが、ある程度絞って撮っても、細かい描写にはならない。

それでは、高精細なマクロレンズで撮るとどう写るのか。

NIKON F100 と タムキューで試してみることにした。

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NIKON F100  TAMRON SP 90mm F/2.8 MACRO (Model F004)  ADOX ColorImplosion

おお、上と比較するとキレがありつつ、多少の粒状感がある。色もちょっと淡い感じでこれはこれで悪くない。

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NIKON F100  TAMRON SP 90mm F/2.8 MACRO (Model F004)  Kodak PORTRA160 

ちなみに比較として、以前、PORTRA160 とタムキューで撮った写真。

桜の種類が違うので単純に比較はできないけど、同じレンズとは思えないほど、写りに違いがある。

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NIKON F100  TAMRON SP 90mm F/2.8 MACRO (Model F004)  ADOX ColorImplosion

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NIKON F100  TAMRON SP 90mm F/2.8 MACRO (Model F004)  ADOX ColorImplosion

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NIKON F100  TAMRON SP 90mm F/2.8 MACRO (Model F004)  ADOX ColorImplosion

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NIKON F100  TAMRON SP 90mm F/2.8 MACRO (Model F004)  ADOX ColorImplosion

けど、ピント面は意外とシャープだし、ちょっとこのほろ苦い感じの発色がいいんですよ。

なかなか、タムキューとの相性はいいのではないだろうか。

こんな感じで、フィルムとカメラ・レンズを組み合わせてみると、それだけで飽きないのだ。

2 のコメント

  1. どもども、だいきちボンバー殿。
    変わらずフィルムへの追及する姿勢。敬服いたします。
    拙僧は同じフィルムを感度を変えて設定をし、表現の違いを楽しみといったことは発想になかったので興味深く拝観しました。
    ISO100のフィルムを装填したのに感度をISO400のままで設定し直すのを忘れたというのは、よくありますが。
    ADOXの大胆にグリーンにシフトしたカラーバランスは撮影者の腕と度胸を試されるのではないでしょうか。
    拙僧が気に入ったのは4枚目の波打ち際ですね。石のシャドウと白波。海面と遠景がともにグリーンに偏って溶けていくような雰囲気は、黎明期のカラーシネマを見ているようです。
    イルフォードデルタ3200と張るほどの粒子感もたまらないですね。
    不思議なのはタムロン90mmで撮ったカットは素直ですね。これも現像による違いなのでしょうか。特にポンプの金属感は無視できません。
    ポートラも久しく使っていないのですが、ADOXの方が素直に見えるのが不思議です。
    タムロン90mmF2.8マクロも持っていたのですが、金策で手放しました。確か、ニコンD70を買ったと思います。
    今でも少し後悔していますね。

    Rikkie
  2. Color Implosionは、感度400だと黄色~緑色で粒状感も強く、100やそれ以下ですと、薄い青で滑らかになるようです。
    カラーネガの乳剤層の順番を変えているのか、仕組みはよくわからないのですが、フィルムベースがオレンジ色ではありません。
    通常は、緑の感色層と赤の感色層に入っていて各色の純度を増すために含まれている
    カプラーが残留してオレンジに見えるので、そのあたりに秘密があるのかなぁと推測しています。
    また粒状感は、感度400で撮る場合、もしくは自家現像で高温現像(45℃)する場合に顕著に現れます。
    タムキューの時は、感度100~50、お店で現像、スキャンは自宅(GT-F740)という条件なので、因果関係は不明ですが、感触としては、感度を下げて使用する、という条件が一番素直な感じで撮れそうです。
    「ポンプの金属の質感」これはまさに私も、おおっ、となったところで、この感じたまらんなぁ~、と一人悦に入っていたところです。
    タムキューがいい+感度設定+現像+偶然 という感じで、自分でもまだわからないので、これからも色々な設定で楽しみながら試していきたいと思っています。
    >タムロン90mmF2.8マクロも持っていたのですが、金策で手放しました。確か、ニコンD70を買ったと思います。今でも少し後悔していますね
    タムキューは、今使っているものよりも、一、二世代前の方が描写は好きですね。さらにちょっと重いですし。先月モデルチェンジしましたが、これはさらに重くなっています。三脚で撮るならいいですけど、普通は手持ちなので、昔の方が軽くてよかったです。
    誰も興味ないだろうなぁ、という回でも、いつもいつも細かいところを拾っていただいてありがとうございます。

    だいきちボンバー

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