先週、急に土日に一人の時間ができることになった。
そうだ、旅に出よう。
場所はどこにしようか……。一泊二日で電車で行けるところ、さらに旅情溢れて、人があまりいないところがいい。
そこで、以前から行ってみたいと思っていた岐阜県の郡上八幡に行くことにした。
長良川鉄道という渋いローカル線にも乗ってみたいし、この季節なら空いているだろう。
まずは旅館を予約し、持っていく機材を検討する。
これが悩む。
車ならとりあえず色々と持っていけるが、電車、しかも雨予報だったので、必要最小限に削ぎ落としつつも、押さえるところはちゃんと押さえておきたい。
最初は、デジタルはNIKON Df、そしてレンズを共用できるフィルムカメラのNIKON F100 、そしてサブ機としてコンパクトカメラのKLASSE、と決めたのだが、これだと夢がないというか、隙がなさすぎて、まるで仕事のようだ。
やはり、うまくいくかわからない、ちょっとスリリングな方が旅にフィルムカメラを持っていく意味があるというもの。
そこでメイン機にはチェコスロバキア製の二眼レフ・FLEXARET を持っていくことにした。
そして35mmはLEICA M6、コートのポケットに入れるモノクロ専用機としてKLASSE、そしてひょっとしたら夜景や星が撮れるかもしれないのでFujifilm X-T10、その他、ミニ三脚、露出計、ケーブルレリーズ、電池(CR2、LR44)、X-T10用の充電器、と結局、結構な荷物になってしまった。お恥ずかしいかぎりです……。
当日は、朝7時過ぎの品川発の新幹線に乗り、名古屋駅から東海道線で岐阜駅、高山線で美濃太田駅、そこから長良川鉄道 9時56分発 「ゆらーり眺めて清流列車1号・北濃行」に乗る。
この列車は、長良川を渡る鉄橋など、眺めのよいところで減速してくれるのだ。
しかし、関駅からガイドさん的な女性が乗ってきて、地域の説明や観光案内をしてくれた。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
郡上八幡駅はなかなか雰囲気のよい駅だった。
雨が結構降ってきたので、雨宿りを兼ねてしばし撮影。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
LEICA M6 Summicron f2/50mm(3rd) Kodak PORTRA400
LEICA M6 Summicron f2/50mm(3rd) Kodak PORTRA400
そして郡上八幡駅から徒歩で15分くらいのところにある中心街・八幡町新町、八幡町本町へ向かう。
LEICA M6 Summicron f2/50mm(3rd) Kodak PORTRA400
途中、「やなか水のこみち」に立ち寄る。
長良川と吉田川の玉石が敷かれ、雰囲気のいい小道だ。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
FLEXARET は、フードを付ければあまりフレアは生じないが、今回はフードは付けなかった。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
LEICA M6 Summicron f2/50mm(3rd) Kodak PORTRA400
古い町並みが続く、八幡町職人町、八幡町鍛冶屋町を歩く。
LEICA M6 Summicron f2/50mm(3rd) Kodak PORTRA400
八幡町本町にある「宗祇水」という湧き水へ向かう道。
宗祇水は、1985年に日本名水百選の第一号に選ばれている。
このあたりで雨が強くなり、カバンも濡れてきたので宿へ向かうことした。
続く(モノクロで撮る雨の郡上八幡)。