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バブルボケで人気の高いTrioplan だが、中古相場は上昇して10万円前後となってしまった。

海外では復刻版も出るらしいけど、それも900ドルくらいするらしい。

まさに、バブルボケバブルといった様相だが、そこまで出して買うのはねぇ。

なんて言いつつも、欲しいっちゃあ欲しい。

3群3枚のいわゆる3枚玉――トリプレットタイプなのだが、似たようなものはないものか。

ぼーっと 『オールドレンズの新しい教科書』(技術評論社)を読んでいると、気になるレンズを見つけた。

M42マウントの 「FUJINON 55mm f2.2」だ。

ST-605など、比較的廉価版の一眼レフに標準レンズとしてついていた、ごくごく普通のレンズなのだが、構成を見ると、「4群4枚」 となっている。

これはひょっとすると 「エルノスター型」 ではないだろうか。

エルノスター型は、トリプレットを発展させたものなので、ひょっとしたら似たようなバブルボケが出るかもしれない。

そこで、flickr で「FUJINON 55mm f2.2」の作例を見てみると……、バブルボケが出まくっとるやないか!!

どうやら海外の人たちの間で「FUJINON 55mm f2.2」 が流行っているようだ(たぶん)。

これは、マズイ。一刻も早く手に入れないと。

けどねぇ、探すと意外とないものなんですよ。

 

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なんとか、ST-801 に付いていたFUJINON 55mm f2.2 を確保。

 

 

DSC_7930-2
X-T10 と ST-801 。似てる……。

ST-801 には、55mm f1.8 がついていることが多いが、なぜか55mm f2.2 がついていた。

普通は残念なパターンだが、今回に限ってはラッキーだ。

まずは、フジフイルムに敬意を表して、お高いPRO400H を使用。オールFUJIFILM 体制だ。

 

 

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FUJICA ST801  FUJINON 55mm f2.2  Fujifilm PRO400H

おぉ、なかなかバブルってる。

 

 

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FUJICA ST801  FUJINON 55mm f2.2  Fujifilm PRO400H

 

 

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FUJICA ST801  FUJINON 55mm f2.2  Fujifilm PRO400H

ほとんど開放で撮っているけど、ピント面はなかなかシャープだ。

 

 

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FUJICA ST801  FUJINON 55mm f2.2  Fujifilm PRO400H

木漏れ日ではなく、点光源をバックに撮影。

これは、かっこいい。

やわらかさの中にシャープさもあり、相当のもんですよ。

 

 

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FUJICA ST801  FUJINON 55mm f2.2  Fujifilm PRO400H

開放で撮影。

なにもないところでは、このように普通に撮れる。

では、夜だとどうだろうか。

 

 

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FUJICA ST801  FUJINON 55mm f2.2  Kodak UltraMax400

UltraMax400で撮影。

ここも確か開放だけど、なかなかよく写っている。

 

 

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FUJICA ST801  FUJINON 55mm f2.2  Kodak UltraMax400

ここも開放、1/15 くらいで撮影。

暗くて、開放でこれだけ写れば文句はない。なかなか雰囲気も出てるし。

と、ここまでフィルムで見てきたが、やはりデジタルカメラでも使ってみたい。

しかし、FUJINON レンズには、マウントアダプターを使う上でやっかいな問題がある。

 

 

DSCF5067
開放測光用の出っ張りがあり(青矢印)、こいつのせいで、アダプターが最後まで装着できないのだ。

 

デジタルのみの使用なら、ヤスリで削ってもいいけど、フィルムでも使いたいので削りたくない。

一応、レイクォール製のアダプターなら、出っ張りが干渉しないで装着できるそうだが、いかんせん値段が高い。

DSCF5052-2
Fujifilm X-T10  FUJINON 55mm f2.2

無限遠は出ないし、ピントリングも2m くらいまでしか回らないが、装着できることはできる。

 

これは近づいて撮りたかったので、接写リング+M42-FXアダプターを使用して撮影した。

けど、なんか危なっかしいので、デジタル用にもう1本、探し中だ。

とまぁ、バブルボケを中心に見てきたが、タイトルに記した 「プアマンズ Trioplan」 という表現は、まったくもってFUJINON レンズに失礼であり、この55mm f2.2 は、他と比ぶべくもなく、非常に立派なレンズなのだ。

 

 

4 のコメント

  1. どもども、だいきちボンバー殿。
    フジノン55mmF2.2ですね。持っていますよ。
    どういう訳か鏡筒がもげかかっている物件が多いですよね。
    拙僧の運が悪いだけかなあ。
    なかなか硬質な写りだと思います。
    発色は抑え目ですが、結像がしっかりしていて綺麗ですね。
    フジノン55mmF1.8のモノクロもなだらかな諧調を描きました。
    F2.2のモノクロも楽しみですね。

    Rikkie
  2. Rikkieさん、こんばんは。
    このレンズ、相当本数は多いと思うのですが、保管状態がよくないものが多い印象です。ガタついている個体、カビ、クモリ等々。扱いが少々ぞんざいだったのかもしれませんね。
    ただ質実剛健というか、フジらしい真面目なレンズなのでたいへん気に入っています。
    f1.8 の方が階調豊かな感じですが、f2.2はパキッと写りそうです。
    次はモノクロで撮ってみます。

    だいきちボンバー
  3. ブログ更新ご苦労様です。
    またまたマニアックなネタを披露していますね。
    こんなネタ大好きですよ。
    話題のフジノン55mm F2.2ですが、実はお恥ずかしいながら私も持っております。
    Rikkieさんは持っているだろうなあ...とは思っていましたが、↑のコメント読んで予感は的中ですね。
    しかしフジノン55mm F2.2って EBC って書いていないので 「安もん掴まされた」 と思い、あと開放測光連動ポッチのせいで、カメラ庫で現在眠っております。(笑
    しかしEBCでないのに結構綺麗に写りますね。
    実写に持ち出す気持ちにはなりましたが、試写待ちカメラが山に成ってしまいまして、春ごろには試写するかも知れません。
    最後に富士フィルムって本当に正直ですよね。
    F2.2なんてF2と表現したり、ST605の最速1/700も1/1000と言わない所が正直過ぎてファンになってしまいます。
    今後もフィルムの生産続けて下さいね。富士フィルムさん!
    では、では。

    nico nico
  4. nico nico さん、こんにちは。
    nico nico さんのST-801、605の記事、以前、読んでいましたよ。
    愚直なメーカーですよね。キヤノン的な営業力もないし。
    けど、そこが好きだったりします。
    EBCではないので、逆光はからきしダメですが、フレア、ゴーストが好きなので、むしろ好都合です。防湿庫から出してみてください!
    コメントありがとうございました。

    だいきちボンバー

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