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横浜というと、今では観覧車、ランドマークタワー、赤レンガ、山下公園など、明るくおしゃれな印象が強い。

だいきちは小さい頃、横浜駅の近くに住んでいたこともあり、あのあたりによく連れて行ってもらっていたけど、その頃の昭和の時代は、マリンタワーはおんぼろ、中華街も馳星周の小説に出てくるように怪しい感じ、と薄暗い「どんよりとした鉛色の街」、というイメージが強い。

特に、「赤い靴」の歌にあるように、山下公園の波止場から異人さんに外国に連れられていってしまうのではないか、という恐怖心すら持っていた。

その薄暗い感じ、が変わったのはちょうど昭和から平成になった年、1989年に開催された横浜博覧会あたりからだろうか。友達と行ったなぁ。そうそう、横浜ベイブリッジの開通、本牧の米軍住宅跡地にマイカル本牧ができたのもこの年だ。

ところが直後にバブル崩壊もあり、一時は横浜博跡地のだだっ広い土地は放置されていた。

その後、1993年に横浜ランドマークタワーが開業し、少しずつみなとみらい21地区にマンションや高層ビルが建ちはじめ、1997年のクイーンズスクエア横浜、1999年の横浜ワールドポーターズ、2002年の赤レンガパーク、2004年のみなとみらい線の開業、と開発は進み、横浜~桜木町あたりの雰囲気は一変した。

そんな記憶もあってか、横浜に行くと、ついつい昔の妖しい横浜の面影を探してしまう。

その心象風景にぴったりの組み合わせが、HERIOS 44-2 と ADOX Color Implosion だ。

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

妖しい。妖しすぎる。

港の見える丘公園に隣接した「フランス山」周辺で撮影。元町や山手周辺は、異国情緒を残すエリアだ。


ADOX Color Implosion の色調は、パソコン上で見るとイメージ通りなんだけど、スマホで見ると、ひどい色に見える……。

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

今回は、ネガカラーフィルムを自家現像した。

有名プリンターの寺屋宣康さんによれば、温度管理を適切に行えば、30℃で行う自家現像の方が、プロラボに出すよりもきめ細かい、滑らかな調子のネガが得られるという (『カラーネガプリント』 2006 玄光社刊より)。

45℃で2分、といった高温現像プロセスもやってみたが、30℃や37.8℃ の方が、確かにきれいなネガだった。
高温は早くて楽なんだけど、現像ムラも出やすいし。

ただ、粒状感が強く、色が崩壊しているADOX Color Implosion を俎上に載せて現像の話をしてもなんなので、ネガカラーの自家現像については、あらためて記したい。

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

港の見える丘公園から外人墓地へ。

超逆光で撮影したので、フレアが全体に出ている。

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

元町公園、エリスマン邸、ベーリックホールを散歩する。

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

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NIKON F3  Helios44-2 58mm f2  ADOX Color Implosion

その後、山手公園、イタリア山庭園を抜けて、石川町駅まで散策して東京に戻った。

かなり曲解しているかもしれないけど、記憶の中の横浜を撮ることができた。

6 のコメント

  1. どもども、だいきちボンバー殿。
    横浜という街は拙僧のような山育ちにとっては何時までも憧れがありますね。
    結局、住むのは八王子だけど、行こうと思ったら横浜に行けると思うだけで幸せになったものです。
    拙僧が妻と初デートに行ったのはお台場から湾岸線を通って中華街で飯を食いました。教科書に載っているようなデートコースですね。
    3時間で駐車料金を8000円もとられたのもいい記憶です。いや、よくねえな。
    ヘリオスですが、イイ感じにカラーバランスが偏っていますね。拙僧はロクにカラーを使わないので新鮮です。東側の生活の寒さが伝わってくるようです。
    カラー現像はナニワのキットを1度だけ使いました。なにせ温度管理が大変なのでそれ以降は使っていません。
    やっぱり、雑に扱えるモノクロが拙僧には向いています。

    Rikkie
  2. 3時間で8000円は高いですね! それはいい思い出、ではないですが。
    ちなみに中華街の中にも中古カメラ屋さんがあるんですよ。
    関帝廟の斜め前あたりにある十字屋さんというお店です。
    確かドイツ、国産のカメラがごちゃごちゃと(失礼)並んでいました。
    カラー現像は本数が多いと郵送で安いお店に出すのですが、本数が少なくて近所のお店に出すと1本1200円くらい(現像+データ化)とられるので、自家現像しています。
    ただ、おっしゃるように温度管理が面倒で、さらに冬場は液温が下がってしまうので、もうやりたくないですね。
    逆にモノクロは温度管理がしやすい季節ですし、冬場はモノクロメインで行こうと思っています。
    コメントありがとうございます。
    カラーは温度管理が面倒であまりやりたくないのですが、

    だいきちボンバー
  3. こんばんは。
    ブログ更新ご苦労様です。
    いいですねヘリオス。
    我が家では Nikon F3 はあまり出番がありませんが、活用されているようで何よりです。
    (ちなみに私は Nikon F ばかりで、東京へも持って行きました)
    横浜中華街は行った事はありませんが、あぶない刑事ではよく出てきましたね。
    山下公園も。
    ♪赤い靴 履いていた女の子 異人さんに連れられて いいちゃった♪
    この歌について不安になる気持ちはよく分かりますよ。
    私もそんな一人でしたから。
    とうりゃんせ という歌を歌うと呪われるとか、勝手に思っていた子供時代もありました。(笑
    本当に妖しい(怪しいではない)写真ナイスでした!
    ではでは。

    nico nico
  4. nico nicoさん、こんにちは。
    あぶデカ、なつかしい。確かに横浜でしたね。港警察署。
    1980年代後半の都会派な感じと浮わついた世相を反映させたおしゃれなドラマでした。
    だいきちが最初に入った出版社では、石原プロを担当していたのですが、お年賀のときに舘さんにお年玉をもらったのがいい思い出です(笑)。
    F3 にも、そんな80年代の香りがありますね。F、F2 の機械式から電子式に変わり、批判も相当あったと思いますが、質実剛健さを残しているところがニコンらしいところです。
    いまでも実用と所有欲の両方を満たしてくれる存在です。
    コメントありがとうございました。

    だいきちボンバー

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