以前、千葉方面にゴルフに行った際、江戸っぽい古い建物が並ぶ道を通った。
なんじゃこれ、と思い、家に帰ってから調べると、どうやら 「佐原」 というところらしい。
東京から電車で2時間半くらいかかるのでなかなか行く機会がなかったが、先日、時間ができたのでぶらつくことにした。
装備は、古い街並みにはバルナックライカと二眼レフだろ、と思い、LEICA DⅢ と FLEXARET Ⅵ にした。
DⅢ+Elmar にモノクロ、FLEXARET にカラーネガを組み合わせることにした。
佐原駅に着き、駅前で自転車をレンタルする。1日500円だ。
LEICA Ⅲ Elmar 50mm f3.5 Fuji NEOPAN 100 ACROS
駅から5分くらいで、「重要伝統的建造物群保存地区」に着く。渋いわ。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
小野川沿い。この通りには伊能忠敬の旧宅や記念館がある。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
小野川には船も。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
この辺り、なにがすごいかと言うと、江戸時代、明治時代に建てられた建物が現存し、なおかつ今もそこで営業しているということだ。
先日、他界したキンキンが、最後の出演となった『アド街ック天国』で、「街は建物が作るのではなくて、人が作るもの」 と言っていたが、まさにこのエリアも、おばあさんが乾物やら佃煮やらを売りながら暮らしている “生きている街” だった。
だからこそ、建物も魅力的なのだろう。
LEICA Ⅲ Elmar 50mm f3.5 Fuji NEOPAN 100 ACROS
LEICA Ⅲ Elmar 50mm f3.5 Fuji NEOPAN 100 ACROS
LEICA Ⅲ Elmar 50mm f3.5 Fuji NEOPAN 100 ACROS
LEICA Ⅲ Elmar 50mm f3.5 Fuji NEOPAN 100 ACROS
Elmar は年代や個体によって写りは異なるようだが、やわらかさを残しつつもピント面はシャープな印象だ。
これが70年以上前のボディとレンズというのが信じられない。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
少しだけ残っていた桜。
少し遠いが、非常に魅力的な街だった。
違う季節にまた来てみたいと思う。
次回に続く(佐原をぶらつく その2)。