コダックの値上がりもあり、少しフィルムを買いだめしていたのだが、その在庫を見て、「 これを全部現像したら、いったいいくらかかるんや……」 と、ちょっと気分がどんよりしてきた。
いつものお店だと、現像+CDデータ化で約1200円、ブローニーだと約1300円。
100本現像したら、12,13万かかる計算だ。
フィルムが700円,800円としたら、100本で合計20万だ。そりゃ、どんよりしますわ。
しかし、現像代がもったいないから、写真を撮らない、では本末転倒。なるべく合理的な手段を模索したい。
「現像だけして、家でスキャン」なら、現像代の約600円で済むのだが、スキャンに時間がかかる、色がうまく再現できない、となかなか難しい。
すると、ネットで1本500円以下で現像+CDデータ化をしてくれるお店があったので出してみた。
上がりを見ると、ネガもきれいだし、データも問題ない。
ただ、そのお店は現像機がノーリツなのだが、だいきち的にはノーリツは発色はいいけど、少し硬め、ざらつきも少し目立つ気がする。
お店によって自動補正の数値がどうなのかはわからないけど、だいきちが現像に出したことがあるノーリツのお店では、どこも似たような傾向なのは確かだ。
カラーネガのゴールを印画紙へのプリントとするならば、データ化における色調再現や粒状感はどうでもいいことなのかもしれないが、パソコンでの鑑賞や保存、ネット等へのアップを考えると、データ化においてもなるべくフィルムの描写を再現したいものだ。
そこで、データ化してもらった jpeg を ライトルームで微調整してみることにした。
LEICA M6 ELMARIT-M 28mm f2.8(3rd) Kodak SuperGold400
これ(↑)がお店でデータ化してもらった元データ。
ブログの小さいサイズではわからないけど、パソコンで見ていると目がチカチカしてくる。
LEICA M6 ELMARIT-M 28mm f2.8(3rd) Kodak SuperGold400
ライトルームでコントラストを少し落とし、ノイズを少し除去した。
大き目のサイズで見ても、目がチカチカせず、まろやかになった。
小さいサイズだと、違いがよくわからないかもしれないが……。
LEICA M6 ELMARIT-M 28mm f2.8(3rd) Kodak SuperGold400
これが(↑)元データで、
LEICA M6 ELMARIT-M 28mm f2.8(3rd) Kodak SuperGold400
こちら(↑)が補正後。
あまりいじらずに、自分のイメージに近づけたい。
ただ、全部が全部、同じような補正をすればよいというものでもないようだ。
CONTAX G2 Biogon T* 21mm F2.8 Kodak SuperGold400
CONTAX G2 Biogon T* 21mm F2.8 Kodak SuperGold400
上2枚が元データ。
G2 に Biogon で撮ったが、この場合、ざらついた感じの方がイメージに近い。
CONTAX G2 Biogon T* 21mm F2.8 Kodak SuperGold400
CONTAX G2 Biogon T* 21mm F2.8 Kodak SuperGold400
同じ数値で補正した。
なんかおとなしいというか、にごりはないけど、味もなくなった感じがする。
まぁ、結局何がやりたいかわからないが、要はネットで見つけた安い現像、データ化のお店でも十分いける、ということはわかった。
なるべく安く現像、データ化をして、後は自分の好みで補正をして楽しもう、 ということだ。
やっぱり、現像代を気にしながらでは、一番重要な撮影自体を楽しめないからね。