FLEXARET が相当いけそうなことがわかったので、いろいろなシチュエーションで試してみたくなった。
そこで、晴天の午後、横浜へ向かった。
お供は、内蔵露出計に信頼感があるCONTAX 137MA とPlanar 50mm f1.4を選択した。
CONTAX で気軽にスナップをしつつ、FLEXARET用に露出を測るという作戦だ。
今回は、FLEXARET に絞って記しておきたい。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
まずは臨港パークで1枚。清涼感のあるヌケのいい描写だ。
今回は、Fuji PRO160NSを使用した。400H ほどではないが、シアン系が強いフィルムだ。
行きつけの写真屋さんで、現像+CD作成。
そして、今回のテーマの一つは、「逆光でどんなもんかを知りたい」。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
で、思い切って肉眼では直視できないほどの逆光の中、撮影してみた。
ちょっとやりすぎたかな、とも思うが、下半分は意外ときっちり写ってるし、表現としては、アリでしょ。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
同じくかなりの逆光で赤レンガ倉庫を撮影。
逆光に弱いと聞いていたが、むしろ表現の幅が広がる感じだ。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
じゃあ順光だとどうなんだ、と振り返って撮影。
これはこれで当然きっちりと写っている。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
斜め横からの光で撮影。フードがなくても、結構いけるかも。
なんでもないような景色なんだけど、なんとなくドラマチックに写っているのがすごい。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
ぷらぷらと開港記念会館までやってきた。ここもしつこく逆光で撮影。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
画面全体がフレアっぽくコントラストが低下しすぎると萎えるけど、逆光でも芯が残っているので、光の状況に応じた写真が撮れそうだ。
ここで散歩は休憩。
撮影してみたいもう一つのシチュエーション、夕暮れの時間まで、白ワインを飲みながら時間をつぶす。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
で夕暮れ時、ミニ三脚とケーブルレリーズを使用して撮影。
同じカメラとは思えない……。
昼間のソフトな描写とは打って変わって、シャープな写りを見せる。空のグラデーションも美しい。
FLEXARET Ⅵ MEOPTA BELAR 80mm f3.5 Fuji PRO160NS
開放で撮影。開放でも甘さはなく、きっちりと写っている。
なんというか、さまざまなシチュエーションに応じて、それぞれに魅力的な描写を見せるので、一粒で何度も楽しめるカメラだ。
いや~、すげえよ、チェコスロバキア。