基本的に機材を買うときは、綿密に下調べをして、相場を調べて、後は状態を店頭で最終確認するだけ、なのだが、今回取り上げる機材は、「なにこれ、安い」と買ってしまったレンズだ。
NIKON NIKKOR-Q Auto 200mm F4 。
ニッコール千夜一夜物語の第四八夜には、「1961年、ニコンF用として10本目のレンズとして発売されたこのレンズは、200mm望遠レンズで初めて完全自動絞り機構を搭載した、本格的望遠レンズである。」として紹介されている。
購入した個体は、最小絞りがF32、最短距離が2m なので、改良型のようだ。シリアルナンバーからは、1969年製あたりと思われる。
200mm はあまり使わないし、必要ないな……、と思っていたけど、美品で2800円だったので、つい買ってしまったのだ。
それが、いまから3ヶ月前。買ってから一度も使っていない。やはり衝動買いはよくないな……。
このままじゃいかん、ということで24mmとともに神楽坂へと向かった。
NIKON F NIKKOR-Q Auto 200mm F4 FujiC200
もっとぼんやりとした写りを予想していたが、色もシャープネスも悪くない。
NIKON F NIKKOR-Q Auto 200mm F4 FujiC200
撮影は、ほとんどのケースでF4開放を使用した。
NIKON F NIKKOR-Q Auto 200mm F4 FujiC200
開放でこれだけ写れば文句はない。
NIKON F NIKKOR-Q Auto 200mm F4 FujiC200
NIKON F NIKKOR-Q Auto 200mm F4 FujiC200
NIKON F NIKKOR-Q Auto 200mm F4 FujiC200
ここは露出が合っていなかったかも。
NIKON F NIKKOR 24mm F2.8 Fuji C200
24mmでも撮影。24mmは、すべてF4で撮影した。
NIKON F NIKKOR 24mm F2.8 Fuji C200
NIKON F NIKKOR 24mm F2.8 Fuji C200
24mmは、前回よりも使い方が少しわかった。
200mmだが、思いのほか、色乗りも悪くないし、シャープで驚いた。
だけどねぇ、街中では長玉はあまり使わないので、残念ながらやはり使用頻度は低そうだ。