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最近、昔の国産もいいなぁ、と思うのだが、キヤノンのF-1あたりは、いまだに高い。
安くて、さらにレンズが魅力的なメーカーとなると、やっぱミノルタだな。

昔のロッコールレンズを使うには、ボディは機械式のSRシリーズと電子式のXシリーズがあるが、正直、程度がよければどっちでもいい、と考えていた(Xシリーズのシャッター優先AEやプログラムAEにMCレンズは対応していない、など微妙な違いはあるが)。

そこで、中古屋さんで両者を比べてみたけど、機械式のSR-T101 の黒の見た目が異常に格好良く、しかもずっしりとしていて信頼できそうなボディに感じた。
MC ROKKOR-PG 50mm f1.4 付きで、だいきちの想定した価格の範囲内だったので購入と相成った。

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SR-T101 は、1966年発売。
ミノルタ初のTTL露出計内蔵。ペンタプリズムの上部に2個のCdSが配置され、分割測光のはしりともいえる「上下分割開放測光」が採用された。これは、上部が空など、輝度差が大きいシチュエーションに有効だ。
今回購入したものは、露出計がまだ生きていて、さらに結構信用できるので驚いた。

ユージン・スミスが日本でカメラ一式を盗まれた際にミノルタの機材提供を受けたが、その時のカメラがSR-T101であった、という話だけでも興奮してくる。我ながら、こういったサイドストーリーに弱い。

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絞りをボディに伝えるのが、赤矢印の黒い突起部。ニコンでいう所のカニの爪だ。
ファインダー内に露出が示されるので、シャッタースピード、絞りを変えて露出を合わせる。

ボディにはあまり期待をしていなかったが、思いのほかしっかりとしていて嬉しい。
しかしここで喜んでばかりはいられない。肝心のロッコールレンズの写りはどんなもんか。

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すると、オークションで MC W.ROKKOR-SI 24mm f2.8 が安く出ていたので落札した。
有名な話だが、ライカRマウントのElmarit R 24mm f2.8 と構成がほとんど同じと言われている。
こういう、“安いのにクオリティがほとんど同じ”、という話にも滅法弱いのである。

ちなみに、2002年発行の『季刊CLASSIC CAMERA No.14 特集 ミノルタロッコール伝説』(双葉社)の中で赤城耕一氏は、「まったく同じレンズ」と述べている。まぁ、実際のところはよくわからない。

まずは50mmから試し撮りをした。
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MINOLTA SR-T101 MC ROKKOR-PG 50mm f1.4  Kodak SuperGold400

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MINOLTA SR-T101 MC ROKKOR-PG 50mm f1.4  Kodak SuperGold400

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MINOLTA SR-T101 MC ROKKOR-PG 50mm f1.4  Kodak SuperGold400

ほほう。これは、なかなかの切れ味だ。
上から、F2.8、F4、F1.4。
開放から使えるし、一段、二段絞ると、相当シャープになる。

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CONTAX 167MT  CarlZeiss Planar 50mm f1.4 MMJ   Fuji C200

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CONTAX 167MT  CarlZeiss Planar 50mm f1.4 MMJ   Fuji C200

(2014年10月16日追記)
コンタックスのプラナーでも撮影していたので、一応、載せておきたい。
撮影の角度も違うし、フィルムも違うし、絞り値も覚えていないので(確か、F1.4だった気がするけど……)、あくまでも参考程度ということで。

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SONY NEX 5N  MC ROKKOR-PG 50mm f1.4

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SONY NEX 5N  MC ROKKOR-PG 50mm f1.4

アダプターをつけてNEX 5Nで撮影。上がF4、下がF1.4。
最近、暗くなるのが早くて、フィルムだとなかなか撮影できない。ので、デジカメで遊ぶことも多い。

次回は、24mmについて記しておきたい(ロッコールレンズを味わう 24mm編 )。

以下・2015年10月20日追記

さてその後、1年が経過した。

その間、撮影したフィルムはわずか3本。しかも2本は失敗だ。

1本目は、しっかりとスプールに巻かれているのを確認して裏蓋を閉じたつもりだったが、なにかの拍子で抜けてしまっていたようで、36枚を過ぎても終わらない状態、なにも撮れていない状態だった。
(このフィルムは露光しているわけではないので、ほかのカメラで使用した)

2本目は36枚目を撮った後、ついつい勢いよく、ぐいっと巻き上げレバーを巻いたところ、フィルムが切れてしまった。そんなに力を入れたつもりはなかったのに。

壊れたかと覚悟して、フィルムは諦め、裏蓋を開けてフィルムを取り出した。

そんなことが続き、また巻き上げの感触も悪く、さらに露出計も合っていなかったので、SR-T101 を使う気がしない。

一応装填したフィルムも、半年経っても撮り終わらない。

けどね、ロッコールレンズはいいレンズなんですよ。

そこで、X-700 あたりを買おうと決め、装填済のフィルムを撮り切ることにした。

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MINOLTA SR-T101 MC ROKKOR-PG 50mm f1.4  Fuji C200

どんよりとした木更津の朝。

なかなか深みのある写りだ。

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MINOLTA SR-T101 MC W.ROKKOR-SI 24mm f2.8  Fuji C200

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MINOLTA SR-T101 MC W.ROKKOR-SI 24mm f2.8  Fuji C200

台風が去った日の夕方。

24mmのレンズ。発色がいい。

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MINOLTA SR-T101 MC ROKKOR-PG 50mm f1.4  Fuji C200

開放f1.4 で撮影。

このボケとピント面の浮き上がる感じがいい。

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MINOLTA SR-T101 MC ROKKOR-PG 50mm f1.4  Fuji C200

こちらはf2.8 で撮影。

やっぱ写りはいいんだよな~。さすがロッコール。

というわけで、状態のよいボディを探し中です。

 

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