東京都内は色々なところに行ったつもりだったけど、ダイキチ的に未知の世界が東武東上線だ。
池袋から埼玉県の寄居を結ぶこの路線は、板橋、東武練馬、下赤塚、成増など、シブい町並みがあると噂に聞く。
ただダイキチは、なにか用があった時にそのついでに写真も撮る、というスタンス。
東武東上線沿線には数十年間、用がなかったので、行ったことがなかった。
すると先日、東武東上線沿線に仕事で行く用事ができた。
そこで以前から興味があった東武練馬駅〜上板橋駅を歩いてみることにした。
Ricoh GR1 GR Lens 28mm F2.8 Kodak T-MAX400
まず向かったのは、東武練馬駅から4、5分のところにある北町アーケード。
こういう昭和なアーケードも、再開発や区画整理でどんどんなくなっているので貴重だ。
Ricoh GR1 GR Lens 28mm F2.8 Kodak T-MAX400
中は、というと昼間カラオケスナックや雀荘、ラーメン屋、飲み屋などなど。
その後、上板橋方面へふらふらと歩くと……。
NORITA66 NORITAR 80mm f2 Kodak Ektar100
おぉぉ! 普通の建物の間に突如として現れた珠玉の飲み屋街。
歩道を歩いていて、ふと横を向いた時に出会った景色。思わず唸り声をあげてしまった。
これは只者ではないぞと。
Ricoh GR1 GR Lens 28mm F2.8 Kodak T-MAX400
NORITA66 NORITAR 80mm f2 Kodak Ektar100
Ricoh GR1 GR Lens 28mm F2.8 Kodak T-MAX400
夜だとまた雰囲気が違うんだろうな。
慌ててネットで調べると、「北町新天地」という名称らしい。
確かにこの場所は以前ネットで見たことはあったんだけど、東武練馬にあるとは忘れていたので、発見できたのは幸運だ。
Ricoh GR1 GR Lens 28mm F2.8 Kodak T-MAX400
途中、喫茶店に寄ったりしながらのんびりと歩く。
NORITA66 NORITAR 80mm f2 Kodak Ektar100
緑がきれいな小径だったので、少しオーバー目に。
まだノリタールレンズの素性がわからないので、色々と試している途中だ。
Ricoh GR1 GR Lens 28mm F2.8 Kodak T-MAX400
こういう昭和な店が普通にあるとホッとするよね。
NORITA66 NORITAR 80mm f2 Kodak Ektar100
f2.8くらいで。
ノリタールレンズは、ボケに目が行きがちなんだけど、ピント面の鋭さも特筆すべきものがある。
ノリタ光学は、東京光学の出身の車田利夫氏が創業した会社で、レンズメーカーとしてゼンザノンブランドでゼンザブロニカにOEM生産もしていたようなので、レンズの基本性能は高い。
NORITAR 80mm f2 は、開放値 f2 という6×6フォーマットとしては大口径のレンズだが、絞ったときの性能の高さと開放での神秘的なゆらぎが魅力的なレンズだ。
Ricoh GR1 GR Lens 28mm F2.8 Kodak T-MAX400
NORITA66 NORITAR 80mm f2 Kodak Ektar100
NORITA66 NORITAR 80mm f2 Kodak Ektar100
日が傾いてきたので、逆光気味に。
Ricoh GR1 GR Lens 28mm F2.8 Kodak T-MAX400
そんなこんなで、東武練馬の隣駅・上板橋まで来た。
わずか一駅分の散歩だったけど、東武東上線の奥深さの一端を知ることができた。
おしまい。