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バルナックライカ用のライカスクリューマウントレンズ(Lマウントレンズ)は、エルマー50mm f3.5、ズマレックス85mm f1.5、エルマー90mm f4 、そしてアンジェニュー35mm f2.5とRuo Kino 50mm f2.5  というレンズを持っている。

 

しかし、バルナックライカ初期の標準レンズはぜひとも押さえておきたい。エルマー以外も使ってみたい。

 

【ライカスクリューマウントの標準レンズ】

 参考文献 中村信一:バルナック型ライカのすべて.朝日ソノラマ,1992.

 

エルマー   50mm f3.5   1925年-1959年 3群4枚、テッサー型。持ってる。

ヘクトール  50mm f2.5  1930年-1948年 3群6枚。欲しいけど値段が高いんだよなぁ。

ズマール  50mm f2  1933年-1940年 4群6枚。ガウス型。安め。しかし、レンズに拭き傷、クモリ多いので購入には注意。

クセノン  50mm f1.5  1930年-1950年 5群7枚。シュナイダー社製。

ズマリット 50mm f1.5  1949年-1960年 レンズ構成は5群7枚でクセノンと同じ。ガラスやメッキの質は異なる。ダイキチはMマウントレンズのズマリットをもっているので今回はスルー。

ズミタール  50mm f2  1939年-1955年 4群7枚。約17万本と製造本数多いのでよく見かける。安め。おすすめ。

ズミクロン 50mm f2  1953年-1968年  6群7枚でズミタールを改良。沈胴式。

ズミルックス 50mm f1.4  1960年-1963年 Mマウント用をスクリューマウント用に改変。4年間に548本と珍品。

 

この中で描写的に気になるのは、ヘクトールとズマール。

ただヘクトールはちゃんとしたお店で買うと10万円以上することもあるので、ズマールを狙う。

ズマールなら3〜5万円前後で見つかるのだが、反面、光学系の程度が悪いことも多い。

 

するとヤフオクで程度の良さそうなものが2.5万円で出ていた。

この出品者からは購入したことがあり、信用できる人だったので入札することにした。入札者はダイキチだけだったので開始値で落札できた。

 

 

届いたモノは、光学系の程度も良く、ヘリコイド、絞りも問題ない。

 

シリアルナンバーを見ると1937年製。

もし光学系に問題があったら、「山崎ズマール」で有名な山崎光学で再研磨やコーティングをしてもらうつもりだったが、幸運なことにこのまま使えそうだ。

 

 

ライカDⅢに付けてみる。

こ、これは相当マッチするぜ。

 

DⅢも1937年製なので、レンズとボディが同い年だ。

写真家の桑原甲子雄は、このDⅢとズマールの組み合わせで戦前の東京の街並みをスナップしている。

好きな写真家と同じ機材というのは、俺もこんな写真が撮れるんじゃないか、と精神が昂ぶる。

 

 

ではフィルムを使う前に、まずはデジタルのLEICA M-E に付けて、逆光やボケがどんなもんか、そして目で見てわからないクモリなどがないか確認してみよう。

 

 

LEICA M-E  Summar 50mm f2

 

フードは、エルマー用のズームフード・FIKUS(12530)がピッタリ。

 

夕方、ちょっと逆光の中、開放で撮る。

少し甘い感じだけど、フードの効果もあり、開放の割には大健闘かなと。

 

ちょっとふわふわした感じと個性的なボケがイメージ通りだ。

 

 

LEICA M-E  Summar 50mm f2

 

ここはかなりの逆光だけど、極端にコントラストが低下することもなく、彩度が落ちることもなく、よく写っている。

ゴーストも結構好きな形でよかった。

 

 

LEICA M-E  Summar 50mm f2

 

やはり開放だと少し滲む感じと、被写体や背景までの距離によるけどガウスタイプにありがちな二線ボケの傾向がありそうだ。

 

 

LEICA M-E  Summar 50mm f2

 

やはりモノクロがフィットするんだろう。

モノクロフィルムでも撮らないといかんなと。

 

 

LEICA M-E  Summar 50mm f2

 

普通にホワイトバランスをオートにして撮ると、やや温調な優しい描写だ。

 

いずれにしても、レンズに瑕疵はなさそうで一安心。フィルムで試してみる。

 

 

LEICA DⅢ  Summar 50mm f2  LOMO400

 

神楽坂をぶらつく。

 

曇り空で、少し暗かったので、ほぼ開放で撮影。

 

 

LEICA DⅢ  Summar 50mm f2  LOMO400

 

フィルムで撮っても、いやむしろフィルムの方がシャープな感じもする。

 

 

 

LEICA DⅢ  Summar 50mm f2  LOMO400

 

被写体に寄ると、背景のボケが渦巻く。

 

 

LEICA DⅢ  Summar 50mm f2  LOMO400

 

今年閉店となった白金の喫茶店・RORO。

 

夜、1/8 のスローシャッターで撮ってみる。

ブレてるけど、まぁ雰囲気は出ている。

 

 

LEICA DⅢ  Summar 50mm f2  LOMO400

 

いまから80年以上前のレンズとボディだけど、普通に撮れるというのはすごい。

 

 

LEICA DⅢ  Summar 50mm f2  LOMO400

 

ズマールというと、クセ玉、フレア、ゆるふわ、といったイメージがあったけど、解像感も高いし、開放でも甘さを感じない。f2 と明るい開放値も使いやすい。

コンパクトなボディとあいまって、スナップ向きのいいレンズだと思う。

 

 

おしまい。

 

 

 

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